COVID-19重点医療機関受託に関して
4月13日(月)黒岩祐治神奈川県知事の記者会見で公表されました表題に関してのご報告をさせていただきます。
当院は地域の高度急性期病院として、従来から“救急を断らない医療”を実践しております。今後も安全に通常の診療が受けられるよう、また新型コロナウイルス感染者が安心して治療が受けられるよう、180床の仮設専用病床の管理を県から受託し、中等症のコロナウイルス感染症患者さんを受け入れることになりました。湘南ヘルスイノベーションパーク様のご理解もあり、当院に隣接した敷地に県の指示の下に仮設病床を建設し、計180人の患者さんの受け入れを行います。まずは、4月23日(木)より当院敷地内、駐車場藤沢口入口付近の31床の仮設病床の稼働を開始します。その後は隣接する敷地に180床の仮設病床を建設、順次病床稼働ができるよう計画をしております。このことにより、院内の感染管理を徹底し、湘南鎌倉総合病院本館での救急医療機能の継続、及び通常診療での安全を確保したいと考えております。市中感染となりつつある状況において、当院職員は、院内での感染管理、それぞれの家庭の中での家族の安全管理、また医療従事者の家族というだけで受ける一部の社会的不利益など、様々なストレスに加え、外出自粛要請により疲労感も増してきていますが、地域医療を継続していくために医療従事者としての使命感で職務にあたっております。
当院は、“救急を断らない医療”をこれからも継続していくために、湘南ヘルスイノベーションパーク、ナスラック株式会社、周辺住民の皆様のご理解をいただき、地域医療行政の指導の下、鎌倉市医師会、神奈川県病院協会のお力を借りながら、今後、訪れる医療の混乱の中での最後の砦となる覚悟でおります。ご理解・ご協力いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
2020年4月21日
医療法人沖縄徳洲会 湘南鎌倉総合病院
院長 篠崎 伸明