神奈川県とベトナム保健省によるヘルスケア政策会合で小林院長が講演しました
未病・先端医療を軸とした日越連携が大きく前進
神奈川県は昨年11月、ベトナム保健省と「ヘルスケア分野に関する覚書」を締結し、科学技術と医療の発展に向けた協力を進めています。
この覚書からちょうど1年となる今年11月、連携促進を目的とした会合がハノイの保健省で開催され、湘南鎌倉総合病院の小林院長も神奈川県代表として招待されました。
会合の概要
会合は 【第1部 ヘルスケア政策会合】・【第2部 ヘルスケア企業団会合】 の二部構成で実施。
神奈川県(日本)側からは
- 黒岩祐治 神奈川県知事
- 伊藤直樹 駐ベトナム日本国特命全権大使
- 国際協力機構(JICA)
- 神奈川県の医師及び関係職員
- 医療の専門家やヘルスケア関連企業、アカデミア
など、日越医療連携の要となる関係者が参加しました。
ベトナム側からはDao Hong Lan 保健大臣をはじめ、保健省各部門のリーダーや省傘下の医療機関の代表者が出席し、政府レベルでの意欲的な対話が行われました。
当院院長が講演
小林院長は、当院が掲げる「弱者を置き去りにしない先端医療」という理念を紹介し、未病センターの活動や音楽療法の取り組みなど、医療とQOL向上を両立させる事例を共有しました。
さらに、急速な高齢化が進む今だからこそ「高度医療だけでなく“幸福”を考える医療の重要性」や「病院は本来“来なくてよい場所”であり、未病改善こそが鍵である」というメッセージは参加者の大きな共感を呼びました。
この講演を契機に、複数の医療機関から具体的な連携要請が寄せられ、日越医療協力の加速につながりました。
会合後の成果:MoU締結へ発展
小林院長の訪越期間中、
- 黒岩祐治 神奈川県知事
- 伊藤直樹 駐ベトナム日本国特命全権大使
と、それぞれ医療分野および人材育成に関するMoUを正式に締結しました。
さらに、国立小児病院を表敬訪問し、意見交換・視察を実施しました。
今回の会合は、未病を核とした日越ヘルスケア連携を大きく前進させる契機となりました。
湘南鎌倉総合病院は今後も、ベトナムと日本の未病・医療の質向上に貢献し、国際医療の発展に尽力してまいります。
中央より右へ Dao Hong Lan 保健大臣、黒岩祐治 神奈川県知事、伊藤直樹 駐ベトナム日本国特命全権大使、小林修三 湘南鎌倉総合病院院長





