総合診療科

総合診療科部長
履歴 |
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所属学会 |
日本プライマリケア学会認定医、指導医、プログラム責任者 |
現代の医療は近代化により、専門医療が進み高度な医療に発展して参りました。しかし、一方で今日の複雑な高齢化社会では、人を臓器別や疾患別で分類する縦割り的な発想では、病気は診れども患者をみずという事が生じ、沢山の病院や診療科に通院しているばかりか一体どの先生がかかりつけ医で総合的に診てもらっているのか、経済社会的な問題をどうするのかなどが問題になっています。これら全てを受け入れる全人的なマネジメントが出来るいわゆる‘’イチロー型‘’の総合診療医が求められています。総合診療医(ジェネラリスト)は深く掘り下げる専門医(スペシャリスト)と協力連携しお互いが縦糸と横糸のような関係を目指し、この4月より院内では専門医からの相談を受け、また院外からの依頼もまずは受けたのち、必要に応じてスペシャリストと協力連携した医療を始めました。そして何よりFor the patient,患者さんとそのご家族にとって最善な医療は何なのかをご一緒に考え、真に寄り添える医療をしたいと日々思いながら診療、教育をしていきたいと思います。
診療担当表
診療内容
総合診療科の診療において、特定の領域はありません。外来部門と入院部門とに分けており、外来部門は総合内科と共に内科初診患者を診察しています。入院部門では病院総合医を掲げ、全診療科の内科的管理を担っています。特に外傷整形外科に入院する骨折患者の多くは内科的疾患を抱えており、週2回の総合診療科×外傷整形外科他職種カンファレンスを通じて、骨折診療にとどまらない総合診療を実践しています。
具体的には、大腿骨頚部骨折患者にみつかった嚥下障害を背景とする急性肺炎治療、大腿骨転子部骨折患者の腎機能障害精査と腎動脈狭窄に対する管理、悪性腫瘍に伴うTrousseau症候群による肺塞栓症管理、頭部外傷に起因する外傷性下垂体機能低下症管理など、多岐に渡ります。
今後は外来部門の守備範囲を広げ、検診異常や二次性高血圧精査などの生活習慣病初期評価に特化した外来の提供を検討しています。
特徴
当院総合内科は長年、内科的管理を全て担ってきました。そこに新専門医制度が2018年度よりスタートしたことで、総合診療科の設立に至っています。まずは全入院患者の内科的管理を、各専門科と連携を取りながら進めていくことを目標とし、活動しています。
総合診療科は、現代の専門化・細分化しすぎた医療の中で、「全人的に目の前の人をみる」ということを行う部門です。対応する領域は診断・治療に限らず、健康増進や保健・福祉事業への参画など、多彩な能力を必要とします。人員育成のため、教育も行っています。
当院は新専門医制度において総合診療科の基幹病院となっており、専攻医が在籍しています。総合診療科専攻医には、内科領域を中心としながら、医学に留まらない「人をみる術」を持つための教育システムを備えています。
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スタッフ

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総合診療科専攻医

総合診療科専攻医

総合診療科専攻医