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歯科口腔外科

飯田 昌樹
飯田 昌樹/ 鹿児島大学歯学部卒 横浜市立大学大学院医学研究科修了(医学博士)
歯科口腔外科部長
認定等 日本口腔外科学会 専門医・指導医、日本がん治療認定医機構 がん治療認定医、横浜市立大学大学院医学研究科 非常勤講師
所属学会 日本口腔外科学会、日本口腔腫瘍学会、日本顎変形症学会、日本顎顔面インプラント学会、日本頭頸部癌学会
専門分野 口腔がん、顎変形症、インプラント
詳細

スタッフ

林 雄一郎
林 雄一郎/ 東北大学歯学部卒 横浜市立大学大学院医学研究科修了(医学博士)
歯科口腔外科医師
認定等 日本口腔外科学会 認定医
所属学会 日本口腔外科学会
専門分野 口腔がん、顎変形症
詳細

歯科口腔外科とは

歯科口腔外科の診療について

 口には、食べること(摂食、咀嚼、嚥下、味わう)、話すこと(構音、発音)、見た目を印象付けること(審美)といった、日常生活を送る上でとても重要な機能があります。
 歯科口腔外科は、口の中のみならず、顎、顔面、それらの隣接部位も含めて、「口腔」に関わる様々な疾患(病気やケガ)を対象に、診断・治療から口腔機能のリハビリまで一貫して対応する診療科です。
 また総合病院の歯科口腔外科は、「口腔」を通じて歯科と医科の橋渡しをする役目も担っており、虫歯や入れ歯の治療を行う一般歯科とは役割分担されています。

【病院広報誌“しょうなんメールVol.168”に掲載されました!】
こちらをご覧ください。

【日本口腔外科学会プロモーションビデオ】
 本ビデオの目的は、歯学部の学生、研修歯科医師および国民の方々に、口腔外科の診療内容、その専門性および社会的使命を「印象的に」知っていただくことであり、特に多くの若い方に、本ビデオを通じて口腔外科に関心をもっていただき、自らの進路として口腔外科専門医を目指していただきたいと考えています。
こちらをクリックされるとビデオが流れます。

具体的な疾患について

どんな病気やケガ、どんな患者さんを診るのですか?

 湘南鎌倉総合病院の歯科口腔外科では、口腔がん、口腔粘膜疾患、顎変形症(受け口、出っ歯、非対称など)、顎顔面外傷(骨折、裂傷、歯の外傷)、インプラント、顎骨腫瘍、薬剤関連顎骨壊死などの専門的な診断と治療を行っています。
 その他にも、親知らずの抜歯、有病者の抜歯、歯性感染症(歯や顎が原因の感染)、顎骨や軟組織の嚢胞・良性腫瘍、唾液腺の疾患(唾石症など)、顎関節の疾患(顎関節症、習慣性顎関節脱臼など)の治療なども行います。
(参考 日本口腔外科学会ホームページ https://www.jsoms.or.jp/public/disease/) 
 当院で手術を受けらける患者さん、抗がん剤治療や放射線治療を受けられる患者さんの口腔ケア・管理(周術期等口腔機能管理)も、かかりつけ歯科医院と連携して行います。
※虫歯・入れ歯・歯周病の治療は行っておりませんので、近隣の歯科をご受診下さい。

静脈内鎮静法を併用した小手術

 親知らずの抜歯(1本だけでなく、4本一括抜歯も対応)、基礎疾患(血液サラサラの薬を飲んでいる、血圧が高い、など)がある方の抜歯やインプラント手術を含め、あらゆる局所麻酔手術を対象に、静脈内鎮静法(鎮痛剤、鎮静剤を点滴し、ぼんやりした状態になる)を併用した、「1泊2日の痛くない・怖くない・ストレスの少ない小手術」を積極的に行っています。
 口の中の手術は、痛そう、振動や音が響いて怖い、口を開けているのが疲れる、などの不安があるかと思いますが、静脈内鎮静法を併用することで大幅にストレスが軽減します。ぼんやりした状態で手術を行うため、多くの患者さんは手術中のことをよく覚えていません。
 出血の心配、食事の心配、痛みの心配などについても、1泊入院ですので術後管理は万全です。また、当院は土曜も開院しているため平日に仕事をされている方にもおすすめです。

口腔粘膜の疾患

 口の粘膜にできる疾患は多岐に渡りますが、まとめて「口内炎」と表現されることが多いようです。実際にはさまざまな疾患(白板症、扁平苔癬、口腔カンジダ症、自己免疫疾患、ウイルス疾患、歯周病や入れ歯が原因のもの、など)が存在しており、正しい診断とそれに基づく治療が必要です。
 難治性、あるいは繰り返す口腔粘膜疾患の中には、OPMD(口腔潜在的悪性疾患)と総称され悪性化(癌化)リスクのある疾患が少なくありません。その場合には悪性化リスクを踏まえた定期的な診察や、状況によっては手術も含めた検討が必要ですが、それ以前に正しい診断が必要なのは言うまでもありません。
 なかなか治らない「口内炎」、心配な病変がある場合は、歯科口腔外科の受診をおすすめします。

口腔がん

 口の中にできる「がん」、具体的には舌、歯肉、頬粘膜、口腔底、口蓋にできる悪性腫瘍を口腔がんと呼びます。
 口腔がんは、胃がんや大腸がんなどに比べて稀ながんです。全身の固形がん中で口腔がんの割合は1~3%と言われていますが、年々増加傾向にあり注意が必要です。初期症状としてそれほど疼痛を伴わない場合も多いため、見える部位にできる病気であるにも関わらず進行例が少なくないのも特徴です。また、舌がん、頬粘膜がん、口底がん、口蓋がんは口内炎と、歯肉がんは歯周病と見分けがつきにくく、クリニックで経過観察と言われ大きくなってから受診されるケースもあります。患者さんからは、「忙しくて歯医者を受診できなかった」「歯医者に足が遠のきがちだった」というお話も聞きます。また、「口内炎か歯周病だと思っていた」「悪いものだとは考えたくなかった」と話される方も少なくありません。口内炎などの症状を自覚してから2週間たっても治癒しない方、心配な症状がある方はご相談下さい。
(日本口腔外科学会 口腔外科相談室 口腔がんのセルフチェックhttps://www.jsoms.or.jp/public/soudan/selfcheck/をご覧ください)
 治療は手術が第一選択となりますが、当科は切らずに治す治療(超選択的動注化学放射線療法)にも精通しており、放射線腫瘍科と連携し、最新の放射線治療を併用して手術を希望されない患者さんの希望にも応えることができます。

顎変形症

 顎変形症とは、顎の骨の大きさ・形態・位置の異常により、咬み合わせ・発音、さらには顔貌に問題が生じている疾患です。顎の成長は徐々に起こるため、噛めない状態に慣れてしまっている場合、顔貌の特徴は個性と考えても矛盾しないため家族やかかりつけ歯科から受診を提案されていない場合も少なくありません。
 また睡眠時無呼吸症候群と関連している場合もあり、CPAPや口腔内装置を使って生活をせざるを得なかった患者さんが、顎変形症の治療を行って今までの治療から解放されることもあります。
 顎変形症の治療は、術前矯正→顎矯正手術→術後矯正という流れで行います。通常の歯科矯正治療だけでは顎骨の問題は改善されないため手術を併用する必要があります。施設認定を受けた専門の医療機関で治療を行う場合は、矯正治療と手術の両方が健康保険の適用となり、当科は健康保険での治療が可能な医療機関です。手術は口の中から行いますので、顔に傷が残ることはありません。経鼻胃管は入れず術後早期に経口摂取を再開します。入院期間は約7~10日間で、早期退院、早期社会復帰を目指しています。手術を行うと咬み合わせの改善だけでなく、審美的な改善(顔貌の改善)も期待できます。
 よく噛めない、受け口、顔が曲がっている、出っ歯、下あごが小さい、口が閉じにくい、笑ったときの歯ぐきの露出が気になる、睡眠時無呼吸症候群と診断された、痩せているのにいびきがひどい、などの気になる症状がある方は顎変形症かもしれませんので一度ご相談下さい。

インプラント治療

 インプラント治療とは、歯を失った部位にチタン製のインプラントを埋入し、その上に審美性の高い補綴物(かぶせ物)を装着して、咬合と見た目を回復させる治療です。一般的なインプラント治療は自由診療(公的保険が適応されず、医療機関によって費用が異なる)であり自費になります。
 当科は口腔外科専門診療科であるため、保護すべき隣接組織や、神経・血管を適切に診断し、自由診療であるからこそ安心安全な治療を心がけています。また、高精細歯科用CTと最新のデジタル技術による埋入シミュレーション、手術用ガイドの使用を基本としており、安全で正確なインプラント手術を提供しております。使用するインプラントは世界シェア、国内シェアともにNo1のストローマン社製のもので、転勤などで遠方や海外に移られる方も安心です。
 当科では一般的なインプラント治療だけでなく、持病をお持ちの方やご高齢な方のインプラント治療、また骨が足りないため骨造成(サイナスリフト、GBR法)が必要なケースの治療なども行っております。また当科は施設認定を受けた専門医療機関であるため、事故や手術が原因で広範囲に歯・顎骨を失ってしまった患者さんの場合、インプラント治療に公的保険の利用が可能です。保険適用になるか相談希望の方は一度受診して下さい。

顎顔面外傷

 上下顎骨の骨折、歯の脱臼、口腔内外の裂傷など、あらゆる顎顔面外傷に対応しています。
 上顎骨、下顎骨の骨折は咬み合わせの異常を伴います。当科は口腔顎顔面の専門診療科として、診断・治療から機能回復・リハビリまで一貫して対応しています。
 顎骨骨折や歯の脱臼の治療は、受傷から時間がた経つと術後の機能障害が大きくなる可能性があるため早期手術を心掛けています。治療に際しては咬合と顎関節の機能を早期に回復し、長期的にも安定した結果が得られることを重要視しています。また、事故等で広範囲に歯・顎骨を失った場合には、公的保険でのインプラント治療が可能です。

顎骨腫瘍

 上下顎骨にできる腫瘍を総称して顎骨腫瘍と呼びます。顎骨腫瘍の種類(病理組織学的診断)は多岐にわたっており、それぞれの腫瘍に対して推奨される治療が異なるため、適切な診断が重要です。若年者に生じることも少なくなく、患者様の年齢、社会的背景、腫瘍の種類、病変の状態などに応じて、患者様と相談の上で治療を進めて行きます。
 若年者の顎骨嚢胞、エナメル上皮腫の一部、歯原性角化嚢胞などには開窓療法や反復処置法などの保存的外科処置も選択肢に含めて治療方針を検討しています。

薬剤関連顎骨壊死

 ビスホスホネート製剤、デノスマブ、一部の血管新生阻害薬など、骨粗鬆症や悪性腫瘍の治療に関連して、非常に稀ですが薬剤関連顎骨壊死が起こることが知られています。薬剤関連顎骨壊死の場合は、歯の動揺や自然脱落、排膿、骨の露出、顎の痛み、歯肉や顔面の発赤や腫れ、下唇周囲のしびれ、蓄膿症、などの症状が出現します。薬剤関連顎骨壊死は標準治療が確立されておらず治療に難渋することが多い疾患ですが、発症リスクを抑えること、発症を予防することが可能で、薬剤投与開始前や投与開始後早期のスクリーニング検査がもっとも重要です。
 上記薬剤使用予定・使用中の患者様は、一度ご相談下さい。

摂食嚥下支援チーム

 歯科口腔外科開設に伴って、入院患者さんの口腔管理、摂食嚥下機能評価、リハビリ、栄養管理等を包括的に支援する多職種連携(歯科医師、医師、摂食嚥下認定看護師、言語聴覚士、管理栄養士、薬剤師)による「摂食嚥下支援チーム」を立ち上げました。
 周術期等口腔機能管理の枠組みと共に、入院患者さんの治療を安全に行い、スムーズに退院して頂くための支援を行っています。

メッセージ

 湘南鎌倉総合病院はあらゆる診療科で専門的な治療を行っています。特に近年ではがん治療に力を入れていますが、がん治療を円滑に進めるための支持療法を行う上で必要不可欠な診療科である歯科口腔外科がなかったため、横浜市立大学との連携で2021年4月に当科開設となりました。新設した全室個室の外来と最新の設備で、あらゆる口腔外科疾患に対応しております。
 口の中の診察や治療が、怖い、不安という患者様は多いと思います。そのような心配を少しでも和らげられるように、「優しい」口腔外科医であるよう意識して診療を行っていますので、安心して受診して頂けたら幸いです。口、顎、その周辺などにお困りの症状があれば、まずは歯科口腔外科にご相談下さい。
 また、地域の中核病院としての役割を果たせるよう、近隣の歯科、医科の先生方と連携を密にして、地域の先生方にも患者さんにも、安心して紹介・受診して頂ける口腔外科を目指しておりますので、いつでも気軽にご相談下さい。

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