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2016年

腎臓病総合医療センターブログ メニュー閉じる開く

<Vol.79>【第6回臨床ゲノム医療学会開催】

12月17日に横浜市のワークピアで小林修三先生が大会長となり、第6回臨床ゲノム医療学会が開催されました。

第6回臨床ゲノム医療学会開催

まず神奈川県知事の黒岩祐治氏が、”未病“についてご講演されました。”未病“とは、健康と病気を2つの明確に分けられる概念としてとらえるのではなく、心身の状態は健康と病気の間を連続的に変化するものととらえること、と話されました。実際の臨床でも非常にあてはまる疾患も数多いと思われます。神奈川県としてどのような取り組みがなされているかのお話でした。

第6回臨床ゲノム医療学会開催

その他にも、小林先生の大会長講演はじめ、マイクロRNAのお話などいろいろ盛りだくさんの充実した学会でした。

第6回臨床ゲノム医療学会開催

たくさんの方々が参加してくださり、感謝いたします。そして、病院のスタッフも応援していただき、ありがとうございました。

第6回臨床ゲノム医療学会開催

血液浄化部
日高 寿美

<Vol.78>【第92回神奈川腎研究会 報告】

第92回神奈川腎研究会が10月30日(日)に横浜で開かれました。この回は第92回ということで、非常に歴史のある研究会ですが、今回は小林修三先生が当番世話人でした。

第92回神奈川腎研究会

いつもは医師の発表が多く、コメディカルの発表は少ない状況でしたが、今回は他の病院にも働きかけ、医師だけでなくコメディカルの方々にも大いに参加していただこうと企画しました。その結果、いつもは2つのセッションと特別講演という構成でしたが、今回は4つのセッションと特別講演という形になりました。

当院からは、医師の小丸陽平先生、血液浄化センター師長の山下昭二さん、臨床工学技士室長の高室昌司さん、リハビリテーション科から西村彰紀さん、栄養管理センターから須釜典子さん、総勢5名の方々が発表してくれました。みな、意義のある素晴らしい発表をしてくれたと思います。

第92回神奈川腎研究会

特別講演は、徳島大学大学院医歯薬学研究部臨床食管理学分野の竹谷豊先生をお招きして慢性腎臓病患者さんにおけるリン管理の病態・意義とその実際のお話を伺いました。とても面白くて、実践的でした。

会自体の運営は血液浄化センターのクラークである増田さん、山本さん、天野さん、前田さん、そして情報システム部の増渕さんが手伝ってくれました。

第92回神奈川腎研究会

会の終了後はみんなで横浜のスペイン料理屋さんに行き、スペインのワインと生ハムやパエリアを食べ、楽しいひとときを過ごしました。

第92回神奈川腎研究会

第92回神奈川腎研究会

皆さん、お疲れ様でした。

第92回神奈川腎研究会

血液浄化部
日高 寿美

<Vol.77>【第91回神奈川腎研究会に参加して ~持田先生、おめでとう!~】

H28年5月14日土曜日の午後1時半から横浜市の神奈川県総合医療会館で第91回の神奈川腎研究会がありました。このブログでも以前に何回か報告しておりますが、1年に2回開かれているたいへん歴史のある研究会です。神奈川県内の大学病院や総合病院、透析クリニックの医師やコメディカルの方々が日ごろ経験した示唆に富む症例報告や臨床研究の成果を発表し、討議する研究会です。私たち腎臓内科グループもほぼ毎回参加しております。

神奈川腎研究会

一般演題数は全部で14演題、そして、特別講演は北里大学リハビリテーション部の松沢良太先生のフレイルに関する特別講演がありました。今回、私たちのグループからは医長の持田泰寛先生が貴重な症例を文献的考察を交えて報告してくれました。内容もよくまとまって深く考察されていましたが、発表じたいも堂々とわかりやすく質疑応答もよくできました。

最後に優秀演題賞がこの研究会の会長である虎の門病院、乳原善文先生から発表されました。第78回の研究会から優秀演題への褒賞制度が始まり、今回は持田先生が受賞の栄誉に浴しました。本当におめでとう!昨年度から持田先生はいろいろな研究会で褒賞されており、ますますの活躍を期待しています。

会の終わった後は、皆で近くのお店に行き乾杯しました。ビール、おいしかったです。この春から鎌倉に来てくれた研修医のみんなも参加してくれて、楽しいひとときを過ごすことができました。また、日々の臨床をがんばりましょう!

神奈川腎研究会

持田医師は前列左端

血液浄化部
日高 寿美

<Vol.76>【第3回SK腎臓大会 QI大会】

4月30日に、横浜の「ワークピア横浜」で3回目となるSK腎臓大会QI(Quality Improvement)大会が開催されました。
QI大会とは、当院が提供する医療行為の質をより高めるために、測定可能で具体的な目標を各部門が掲げ、どのように取り組み、どのように改善したか、またどのような問題点がまだあるか、について発表し、改善していく試みのことです。

第3回SK腎臓大会 QI大会

当日は、腎臓病総合医療センターで勤務する医師・看護師・臨床工学技士・管理栄養士・理学/作業療法士・医療事務・薬剤師・医療相談員が参加し、13部門から発表がありました。医師からは「腎免疫血管内科」「血液浄化部」「腎移植外科」の3部門、看護師からは「血液上かセンター」「腹膜透析外来」「13階病棟」「腎移植外来」の4部門、そしてコメディカルからの発表と続き、予定の時間を1時間も超えて白熱した議論が交わされました。

腎臓病総合医療センター長である小林修三先生は、それぞれの部門に対して鋭いコメントをしつつ、来年に向けての課題を提示し、会全体が非常に実りのある内容となりました。大会終了後は意見交換会にて食事をしながら、参加者ひとりひとりからの感想が述べられましたが、「お互い病院内で一緒に仕事をしていても、各部門の活動状況が分かりにくかったが、この大会で各部門がどのような業務を行っていて、どのような目標を掲げて取り組んでいるか、非常に良く理解できた」との意見が多くありました。各部門の中で完結するのではなく、病院全体で意見を出し合って医療の質を改善していくことが、いかに重要であるかを改め痛感した1日となりました。来年に向けて、また頑張りたいと思います。

第3回SK腎臓大会 QI大会

腎免疫血管内科
守矢 英和

<Vol.75>【今年もお花見の季節となりました!】

腎臓内科恒例のお花見に先日行ってきました。朝は雨模様でしたが、夕方から雲がなくなり、なんと富士山も見えました。ちょうど富士山の真上に夕日が沈むダイアモンド富士が見えるかもしれない日だったようです。夕空はきれいでしたが、少し雲があり、ダイアモンド富士は残念ながら拝むことはできませんでした。

お花見の季節

今年は、当院に後期研修医として新たに4人の先生がきてくださり、また、私たちの仲間として、葉山ハートセンターに福内先生が腎臓内科部長として来てくれました。東京からみえた先生方は、あらためて鎌倉の自然の豊かさに驚かれていました。ブログではお伝えできませんが、鶯のきれいな鳴き声も明るい里山の中に響いておりました。

お花見の季節

お花見の季節

新しい仲間を迎えて、私たち鎌倉の腎臓内科にまた新しい風が吹くと思います。それと同時に、以前当院で一緒に働いてくれた仲間が活躍している姿を見られるのもとても嬉しいことです。その一人である岩上先生が、留学中のロンドンから、イギリスでつくられたスパークリングワインをお花見にあわせて送ってくださいました。すっきりとしていながら、フルーティーな味わいで、とてもおいしかったです。もう何年も前に一緒の時間を過ごした仲間からの心遣いが私たち一人ひとりの心に沁みるひとときでした。

お花見の季節

当院での研修は決して楽ではないと思います。でもそれを乗り越えていった先生方は皆大きく羽ばたいていらっしゃいます。まずは目の前のことをしっかりやって、少し慣れたら、ちょっと先のことも考えてやっていきましょうか。ぼちぼちと。。。
Welcome to Kamakura!

お花見の季節

血液浄化部
日高 寿美

<Vol.74>【腎臓内科の後期研修医今年の修了者とのお別れ】

田村先生・川端先生お二人が当院当科から学び飛び立って行きます。おめでとう。とても嬉しい思いでいっぱいです。また、次のステージでも頑張って下さい。お二人から記念に頂いたKidney Manの素晴らしいネクタイを着けて一緒に撮ったのがこの写真です。

腎臓内科の後期研修医今年の修了者とのお別れ

どんな研修でしたでしょうか?いろんな思いがあるでしょうね。お二人と共に同じ病棟同じ透析センターで過ごした日はあっという間でした。こんなことも教えたかったしこんな話もしてあげたかった。随分厳しいことを言ったなあ。などなどいろんな思いがあります。しかし、思っていたことはいつも同じです。「ここまでよくやってきたね。大変だったよな。親御さんも心配しておられるだろうな。でも、今プロになったんだから、だからもう一歩だから、もうちょっと頑張ってもう一歩進もう。今やること、今しかないよね。でなきゃいつやるの?「医師の前に良き人間であって欲しい。自分自身が人生や社会の中でいろんな経験をして欲しい。よく遊び、よく学び、よくひとのために尽くすこと。いろんな生き方に共感できる心を持って欲しい」そう願って二人のそばにできるだけいたつもりです。

最新の腎臓内科学もお教えした、そして良く学んでくれました。ひとのエンディングを考える機会もありましたね。特に、あのTENのまだ若い患者さんの壮絶な病気との闘い、治療方針を巡って最後のお看取りまでしっかり皆で悩みました。その他毎週のプレゼンカードに記載された各患者さんに対する皆さんのプロしての記録も残されています。これは永久保存です。

腎臓の組織カンファランスも皆で顕微鏡を見ました。暗い中で居眠りもあったでしょう。随分病理が分かってきましたね。しかし、あのミクロの世界を通して単なる病理診断では無く「そのひとの生き方・そのひとそのものが」見えてきたでしょうか?

最後になりましたが、今後の益々の研鑽を期待しています。上手に「サボル」方法も身につけて、大切な時間を社会に生きる病めるひとの心の痛みがわかる医師、常に世にものを問う医師として頑張ってください。身体に気をつけてね。じゃあね。

副院長
小林 修三

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