周産期医療センターブログ
妊婦さんの坐禅会「マタニティZazen」開催!(part2)
さて、開催当日は雨模様。悪天候の中でしたが、二人の妊婦さんがお越しくださいました。お産センターの医師や助産師など含め、約15名の参加がありました。
そしてさっそく広間へ移動し坐禅を組んでいきます。
建長寺の長尾 宏道 教学部長よりお話をいただきました。
「坐禅においては、痛み・苦しみを受け止めて向き合うものです。自然の変化を感じ、同時に自分も変化をしていることに気づきます。新しい命を預かることは不安を感じるかとは思いますが、その気持ちや今のありのままの自分を受け入れ向き合って下さい。」
座り方、呼吸法のお話もいただき、厳粛な空間の中で坐禅を組みました。
「呼吸に集中する、いまに集中する」坐禅を行いました。
坐禅を組んでいると、いろんな自分に気づけるようです。
わたしは、無理に呼吸している自分に気づいたり、過去のことや未来のことをついつい考えてしまう自分に気づけました。ですが、続けるなかで、いまのあるがままの自分を受け止めることの心地よさを感じることができ、なんともすっきりした爽快な気持ちになっていました。
途中、警策もお受けしたのですが、これまた心地よい刺激でさらなる集中を導いてくれたように感じました。
また、境内の廊下を参加者で粛々を歩きました。廊下を歩きながら、足裏で冷たさを感じつつもそれは心地よいもので、厳粛なお寺を肌で感じることができました。
そして、坐禅をするなかでもうひとつの気づき。それは、物事は変化をするということ、ずっと同じものはなく、移り変わり変化をする、それはごく自然なことなのだということも教えていただきました。その変化をあるがままに受け止め、いまを大切にすることを学んだ時間となったように思います。
次回は、参加者の方々の感想をアップしていきたいと思います。
助産師 三堂 華子