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腎臓内科ブログ

<Vo.16>【卒業】

腎臓内科
2012.03.31

はじめまして。
腎免疫血管内科4年目医師の古谷玲と申します。
2年間湘南鎌倉総合病院に勤務いたしましたが、この春に病院を移ることとなりましたので、卒業記念に2年間を振り返り、徒然なるままに書き綴っていきます。

湘南鎌倉総合病院は、一部では「泣く子も黙る湘鎌」と言われているように(?)、非常にactiveで救急搬送を積極的に受け入れ、活気があり非常に忙しい病院です。
スタッフ皆の心には“湘鎌魂”(私の解釈では、断らない、前向き、粘り強い、寝なくても頑張る、お風呂に入れなくても頑張る、を総合した感じです)が宿 り、一人でも多くの患者さんを治そうとスタッフ一丸となって頑張っています。そんな中で学んだ事は、自分で限界と思っていたことは実は限界ではない、とい う事です。
もう無理だと思っていても、やるしかない状況におかれたらやるしかないわけであって、人間なんとか頑張れるようです。そういう意味では、1日1回なんとかお風呂に入る、という命題も達成できそうな感じもしますが、研修医の皆さん。

一方で非常にアカデミックな一面もあります。腎免疫血管内科では積極的に学会発表や研究会参加、論文執筆を行っており、本年度も部長の大竹先生や岩上先生、Ns.の秋吉さん、秘書の増田さんが学会・研究会発表で賞を受賞しています。忙しい日常業務の中でどのように準備の時間をやりくりしているのか、私も秘訣 を聞きたいぐらいなのですが、このような環境で刺激を受けつつ切磋琢磨しこの2年間診療にあたりました。
本当に貴重な経験でした。

卒業という言葉を聞くと4年前、医者として働きだす事に対する期待と不安に包まれて、仙台の大学を卒業した時のことを思い出します。
仙 台はとても美しい町でした。大学に合格し初めて仙台の地を訪れた時、タクシーの運転手に「仙台は住みやすい街だから、転勤してきてそのまま永住しちゃう人 も多いんだよ。お姉ちゃんもきっと気に入るよ。」と言われました。訛が強く、言っている事の半分くらいしか聞き取れなかったのですが(おそらく仙台出身で はなく青森あたりの人でしょう)、仙台の魅力を嬉しそうに語るおじさんの横顔が印象的でした。仙台で出会った人たちは皆、我慢強く、穏やかで、シャイなの ですが熱い心を持っていたような気がします。1年前の震災で仙台も被災し、4年前とは大きく変わってしまいました。遠くから見守る、または募金することくらいしかできませんが、仙台が本来の活気、美しさを取り戻すまで応援し続けたいと思います。

最後になりましたが、2年間お世話になり本当にありがとうございました。これからも患者中心の医療を行う魅力的な病院であり続けてください。

卒業

腎免疫血管内科
古谷 玲

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