腎臓内科ブログ
<Vo.23>【アフェレシス学会に参加して】
血液浄化部 日高より・・・
今回は総合内科和足孝之先生が特別ゲストとして、腎内ブログに寄稿してくださいました。
腎免疫血管内科部長 大竹先生と、総合内科 和足先生と、日高の3人で、11月8日から10日まで長崎のハウステンボスで開かれた、日本アフェレシス学会に参加してきました。
アフェレシスというのは、血液を体外に取り出して、綺麗にしたり、病気の原因になっている物質(抗体や薬物など)を選択的に取り除く、血液浄化のことです。
和足先生は長崎県のご出身で、今年の春、大船のどこかの居酒屋さんでご一緒したときに、そういえばハウステンボスで学会が秋にあるから行こう!!と私が声をかけたらしいです。
でも、自分ではそういう記憶は年のせいかお酒のせいか、ないのですが(笑)。。。
学 会はハウステンボスの中で開かれたため、3日間ハウステンボスの風景を楽しみました。このブログの写真でおわかりのように、長崎の佐世保にいるのに、あた かもオランダにいる感じです。和足先生は日々の診療で忙しい中、学会の準備も余念なく行い、立派なプレゼンテーションをしてくれました。では、和足先生、 よろしくお願いします。
今回、長崎ハウステンボスにて11月8日から開かれた第33回アフェレシス学会に参加してきました。
事の発端は、懇親会?の席で日高先生より発表のお誘いを頂いた事が始まりでした。
当院では本年度より内科後期研修センターの設立もあった事から、各科の垣根(皆無)無く今回ご指導を頂ける千載一遇のチャンスでした。
発表内容は、重症中毒表皮壊死症に対するアフェレシス療法の考察についてですが、透析、皮膚科、集中治療分野の専門家の中で臆することなくディスカッションができ、また参考となる今後の研究課題や方向性もさらに見えた事で、刺激的でかつ、非常に有意義な参加となりました。
ふと、ハウステンボスの景色に同化して物思いにふけってみると。。。。。自分の病院に閉じこもっていると大局が見えにくくなるもので、当たり前の様に感じて いた毎日の診療ですが、常にUp to dateやMedical onlineなどのフリーアクセスから学びながらエビデンスに沿って治療を行っていこうとする姿勢や、腎臓内科のホームページにもあるように自らエビデン スを作って行こうとする「世に物を問う姿勢」など、一旦、外から当院を見直してみると、それが如何に奇跡的なパッションとエネルギーに満ちている場所なの だと改めて感じざるを得ません。少し誇りに思えた夕下がりでした。
総合内科
和足 孝之