腎臓内科ブログ
<Vol.68>【第58回日本腎臓学会に参加しました!】
毎年6月には腎臓内科医にとって大きな学会が2つあり、それは日本腎臓学会と日本透析医学会です。
今年の日本腎臓学会は6月5日から7日まで名古屋国際会議場でありました。テーマは”腎臓学の未来“です。
当院からは口演で4題、ポスターで2題が採択されました。
なかでも、またまた真栄里先生の演題が優秀演題賞に選ばれました!おめでとうございます。
名古屋国際会議場には”幻のスフォルツア騎馬像“という、とても巨大なオブジェがありました。
なんでもレオナルド・ダ・ヴィンチがミラノ領主からスフォルツア将軍の騎馬像制作を命じられ、1493年11月に馬だけの粘土像を完成させたそうですが、戦争で破壊されてしまいました。そのデッサンを参考に強化プラスチックで日本でつくりあげたそうです。
ご覧いただくとおわかりのように、今にも動き出しそうな迫力があります。筋肉もすごい!
6日の夜は病院のみんなで集まり、ひつまぶしをいただきました。美味しかったです。
名古屋の地ビール、金しゃちビールも美味でした。
また、みんなで診療も研究もがんばりましょう!
腎免疫血管内科
日高 寿美
コンゴ民主共和国より、透析研修のために医療チームが6月26日に来日され、29日より当院で研修が開始となりました。
コンゴ民主共和国はアフリカの中でアルジェリアに次いで2番目に国土面積が大きく、アフリカ大陸のほぼ中央に位置しています。
今回、コンゴ民主共和国の首都キンサシャにある国立警察病院から、医師1名、看護師2名、臨床工学技士1名が来日され、約4週間の日程で透析医療を研修する予定となっています。
6月30日、彼らを招いて鎌倉のレストランにてwelcome partyを開催しましたが、奇しくもその日はコンゴ民主共和国の独立記念日だったこともあり、彼らの国家斉唱から開始となりました。
その後、雰囲気は一気に打ち解け、日本語と英語とフランス語が飛び交い、皆思い思いに語らう楽しいひと時となりました。
終了間際には医療チームより一言ずつ自己紹介と抱負を述べて頂き、また徳州会本部でアフリカとの交渉を一手に担っており、またご自身が病理医でもあるミランガ先生からのスピーチも頂きました。コンゴ民主共和国は彼の母国でもあり、アフリカ諸国への透析支援のプロジェクトのなかで、ようやく母国にも透析医療が展開されることになったことを喜んでいると思います。
コンゴ民主共和国で、透析医療がごく普通の医療になってくれることを祈願しています。
医療スタッフの皆さん、頑張りましょう。
血液浄化部
守矢 英和