周産期医療センターブログ

出産体験談

以前にも紹介しましたが、お産センター授乳室のらくがきノートには当院でお産をされた方が、出産体験談を書いてくださっています。新しいノートに変わり、新しい出産体験談が増えてきました。紹介していきます。

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2015年7月　初産婦　Hさん

7月7日の七夕の予定日を超えても、お腹の中のいごこちがよかったのか、なかなか産まれてこなかったbaby。42週に入る前に入院日も決まり、「よし、明日から入院だ！」と気合を入れる朝方に、まさかの陣痛。病院にむかいそのまま入院することに。

子宮口が少し開き始めていたので、遅くても明日には産まれるかなぁ・・・と甘く考えていた私でした。

そこからまさかの3日3晩陣痛とたたかうとは夢にも思いませんでした。

だんだんと痛くなってくるお腹の痛みにだんだんとたえられなくなり、そこに眠ることのできないつかれがプラスされ、ゴールの見えないお産に心が折れていきました。陣痛が始まってから3日目に促進剤の点滴を入れると、ただただおそってくる腰の痛みに「この痛みはいったいいつまで続くんだ！！」と涙が何度も出てきました。自分のふがいなさに泣いていると、腰をさすってくださったり、おしてくださったり、優しく声を掛けてくださったり・・・楽な体勢を教えていただいたこと。早く産まれるようにスクワットを提案していただいたこと、トイレでのいきみのアドバイスをしてくださったこと、腰の痛みが楽になるようにベルトを外してくださったこと・・・

「もう、やめたい・・！」

「もう、どうでもいい・・・！」

「痛いのが嫌だ！！」

と何度も泣き叫び、お産をあきらめようとしていた心をささえ続けてくださったのは、助産師の皆様がいたからこそです。

20：01　元気な産声を聞いた瞬間、今までのことをすべて忘れ、あきらめないでよかったと思いました。お腹の中で元気に動いていた娘とこうして出会うことができたのも、娘を抱くことができたのも助産師の皆様のあたたかいお心があったからこそです。この日のことを一生忘れないと思います。本当にありがとうございました。

そして、ずっとずっと最後まで近くにいて支えてくれた母と主人に感謝の気持ちでいっぱいです。33年前、こうして私を産んでくれた母に改めてありがとうを伝えたいです。

感謝の気持ちをこめて・・・。

追伸：マタニティヨガがとっても楽しかったです！！呼吸法をずっと陣痛中も考えていました。また、参加したいです♡

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とても長い時間、家族と頑張ってお産をしたHさん、とても素敵な体験談を書いていただき、スタッフ一同とても嬉しいです。

赤ちゃんと自分（お母さん）の力を信じ無事、我が子を抱きしめられた感動は、本当に一生忘れられない素敵な体験となり、今後の子育てにも結びついていかれることと思います。

　お産は、おひとりおひとり違うものですが、この場をかりて、また順々に出産体験談を紹介していきますので、目を通して頂くことで、自分のお産を考えるきっかけになって頂けたら幸いです。