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腎臓内科ブログ

<Vo.27>【今までお世話になりました】

腎臓内科
2014.03.31

腎免疫血管内科4年目医師の長谷川正宇と申します。一昨年より2年間湘南鎌倉総合病院に勤務いたしましたが、3月いっぱいで病院を離職することとなりました。これまで日高先生にブログを書くよう昨年度より急かされており、忘れたふりをしてごまかしておりましたが、いよいよ逃げきれない状況になりましたのでこの機にブログを書かせていただきます。

長谷川先生最後の挨拶

長谷川先生最後の挨拶

私はもともとの出身は東京ですが、大学時代から関西に住んでおり、一昨年当院へ入職する際に8年ぶりに関東へ戻ってきました。そんなわけで当院がどのような病院か全く知らない状態での入職となり、その後まもなく大きなカルチャーショックを受けることとなります。憧れの湘南ライフは儚い夢と消え、結局鎌倉も江ノ島も湘南海岸も逗子も葉山も遊びに行くことなく2年間が終わってしまいました。(これは忙しさよりも私の怠惰によるものが大きいかもしれません)

釣り大会(船酔いする前の元気な姿です。)

釣り大会(船酔いする前の元気な姿です。)

日本一救急搬送が多い病院はどのようなものか、と入職前は感じておりましたが、実際に中に入ってその姿を見てみると、そこからは現在の高齢者・地域医療が直面する問題点が多く浮かび上がってきて、近い将来日本の医療が経験するであろう状況の、当院はまさに縮図ではないかと感じました。当院の医療スタッフは、そのような常に多忙な状況であるにもかかわらず皆一生懸命で本当に素晴らしいな、と頭がさがる思いです。が、それだけで終わってしまってはいけなくて、このような病院が存在することは医療人は決して忘れてはいけないと思います。私の医師人生にとっても貴重な経験になりました。

腎免疫血管内科も非常に活動的で、常に30-40人ほどの入院患者さんを診療し、また外来透析患者も多く、他の病院では考えられないくらい多くの患者さんを診療しております。それだけでなく学会活動も積極的で、(その凄さは他の先生達が書かれているので、ここでは多くは語りませんが)小林先生や部長の先生方が学会などで講演されている姿は非常に刺激的でいつも羨望の眼差しで見ておりました。透析室や13Fの医療スタッフには、いつも助けられてばかりでした。そのような環境で研修ができたことは幸せなことであったと思います。この2年間を振り返ろうにも、中身が濃すぎてここだけでまとめることは到底できません。

腎不全には腎代替療法が存在することから、腎不全そのものが原因で命を落とすことは少ないです。その代わりに患者さんは一生腎臓病と付き合っていかなくてはなりません。腎臓内科医は患者さんと生涯向き合っていかなくてはならないし、患者さんの人生だけでなく患者さんの家族も背負って診療にあたっていかなければならない。しばしば医師というものは病気を”見”てしまいがちになりますが、そんな当たり前のことを当院での2年間の研修を通して改めて感じます。そのために腎臓内科医は、ベッドサイドに行ったり、顕微鏡を覗いたり、時にカテーテルを入れ、透析を行ったり etc… 、するのだと。そう考えると、まだまだ(×∞)やらなくてはならないことが大量に浮かんできます。。。

腎免疫血管内科の皆さん

最後になりますが、2年間本当にお世話になりました。
ありがとうございました。

腎免疫血管内科の皆さんお世話になりました。

腎免疫血管内科
長谷川 正宇

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