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腎臓内科ブログ

<Vol.59>【厚生労働省から認定されました!】

腎臓内科
2015.04.25

糖尿病による腎障害は、腎不全で透析導入になる病気の中で最も多く、40%以上を占めています。一般的には腎不全に進行する前に、蛋白尿が非常に増え、ときに浮腫が認められる時期があります。早期の段階で血糖・血圧・脂質異常症などのコントロールを行うと、糖尿病性腎症が改善することがあることは報告されてきましたが、実際には通常の尿検査でわかる蛋白尿がでてきた段階で、腎障害を改善させることは困難でした。

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小林修三副院長は1998年にLDLアフェレシス(LDL コレステロールを選択的に吸着する血液浄化療法の一種)が、糖尿病性腎症の高度尿蛋白を減少させ浮腫を改善させることを、世界で初めて報告しました。

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LDLアフェレシスは、実地医療として腎臓病総合医療センターは20年以上の経験があり、今までも家族性高コレステロール血症、閉塞性下肢動脈硬化症、巣状糸球体硬化症という難治性ネフローゼ症候群の患者様には積極的に治療を行っており安全が実証されている治療法です。しかし、糖尿病性腎症の患者様には、効果があることが予測されながらも、上記の疾患を合併していない限り、保険診療で実施することは不可能でした。

小林副院長が報告してから約17年の年月が経過して、今回、2015年4月1日に『Low-Density-Lipoprotein (LDL)アフェレシスの重度尿蛋白を伴う糖尿病性腎症に対する多施設臨床試験』が第2項先進医療【先進医療A】を取得するにいたりました。

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われわれ腎臓病総合医療センターは、全国の大学病院を含む多施設の先頭に立って、糖尿病による腎障害で大量の蛋白尿が出て困っておられる患者様に対して、先進医療を実際に始めることができるようになりました。4月17日には院内外の関係者が集まり、キックオフミーティングが行われ、この先進医療に対する準備態勢が整いました。

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先進医療Aを取得したことで、高額な費用がかかるLDLアフェレシス治療を非常に少ない患者様負担で実施することができます。以下の基準を満たす患者様の参加をお待ちしております。

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腎免疫血管内科
日高 寿美

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