腎臓内科ブログ
<Vol.69>【 第24回日本心血管インターベンション治療学会】
腎臓内科
2015.08.05
2015年7月30日~8月1日の3日間、最高気温36度の福岡において第24回日本心血管インターベンション治療学会が開催され、当院循環器科からは齋藤滋先生、松実先生をはじめ多数の先生方が発表され、当科からは石岡がパネルディスカッションにて発表して参りました。
会場はヒルトン福岡シーホークと福岡ヤフオクドームと大規模な2会場で、壮大かつ開放的なドーム内の会場では「熱い」discussionが繰り広げられておりました。
もう一つの会場:福岡ヤフオクドーム内では飛行船が旋回しておりました。
パネルディスカッション『透析患者に対するPCI:限界と今後の可能性について』では、あかね会土谷総合病院 塩出 宣雄 先生と名古屋第二赤十字病院の七里 守 先生が座長をお務めになり、土谷総合病院の大塚先生、東京女子医大の山口先生等6名の演者の先生が発表されました。
石岡は「透析患者の血管石灰化と予後」について、CKDの早期の段階で動脈硬化は進行しており、透析患者の冠動脈石灰化には微小炎症やアシドーシスが独立した危険因子であるという自験データをふまえて発表致しました。
討論では腎臓内科医・透析医の立場から冠動脈疾患について意見を述べましたが、他の先生方のご発表・ご意見を拝聴し、透析医療による疾患予防の重要性について感じさせられました。
腎免疫血管内科
石岡 邦啓