腎臓内科ブログ
<Vol.72>【2015年アメリカ腎臓学会】
持田です。先日アメリカ腎臓学会に参加し、ポスター発表をしてきました。
今年のアメリカ腎臓学会はサンディエゴのコンベンションセンターで開催されました。サンディエゴはアメリカ西海岸にあり、日本との時差は約17時間の場所にあります。そのため1 1月の夜の気温は10度ぐらいで少し肌寒く上着がいりましたが、昼間は20度ぐらいで暖かい気候でした。コンベンションセンターの周りには綺麗な店やレストランが多く立ち並んでいるため、学会の休憩時間はみんな外に出かけ食事をし、また学会の会場に行くという感じの楽しい町でした。
学会は2日間のearly programと4日間とannual meetingで構成されていました。
Early programは勉強会で、病理、電解質、Critical Care、透析、移植などの多彩な項目がありしたが、僕はその中の腎病理の勉強会に参加してきました。
勉強会では有名な先生(例えばDiagnostic Atlas of Renal Pathologyの著者のAgnes FogoやDiagnostic Pathology: Kidney DiseasesのRobert B Colvin、2012年のchapel Hill分類改訂を執筆したJ. Chrles. Jennette など)が講義をしてくれ、その後コンピュータ上で実際に病理写真を見て、わからない所を質問していく内容となっていました。教科書に載っている先生たちと触れられてわかった気になってしまいましたが、復習をしないといけませんね(笑)
annual meetingでは主に今回自分が発表した腎動脈狭窄に関連する高血圧の勉強をしてきました。高血圧のSPRIT試験の情報や腎動脈神経遮断術の最新情報、そして小林先生の師であるVenkatachalam先生の講演などなど勉強させていただきました。大変有意義な6日間でした。日々精進。
腎免疫血管内科
持田 泰寛