代表番号
救急は24時間365日受付

0467-46-1717電話

  • youtube
  • instagram
  • line
  • facebook

胸壁外科ブログ

<Vol.22>胸肋挙上術変法と過去の術式の相違点1

胸壁外科
2019.12.28

「胸肋挙上術変法を過去の胸肋挙上術原法と混同して批判している医師がいる」最近相次いで患者さんからこのようなメールをいただきました。私もこのことが気になっていました。患者さんは違いをよく理解されています。2019年11月のNuss法漏斗胸手術手技研究会では『胸肋挙上術変法と過去の術式の相違点』という演題を発表して違いを説明いたしました。聞いていた先生方にはご理解いただいたものと思います。この学会はNuss法を行わない私たちにも大変勉強になる会です。全35演題のうち私たちが胸肋挙上術変法に関して5題を発表させていただいたことからも胸肋挙上術変法が一定のご理解をいただいていることがわかるかと思います。胸肋挙上術変法をご理解いただけないのは、このような勉強の機会に参加しない、あるいはご自分の発表が終わると会場を出てしまうような方ではないかと思います。一人の医師、一つの病院でできることは限られていいます。学会などを利用して知識を広げることは大切だと思っています。
漏斗胸は前胸部の形の異常だけではなく、背骨から胸骨までの肋骨肋軟骨の異常です。胸は亀の甲羅のような動かないものではなく、呼吸や体の動きによって動く臓器です。それを手術するためには構造(解剖学)と機能(生理学)を理解する必要があります。私たちは美容形成としてではなく、機能の改善と身体症状の消失を目標としています。胸痛がなくなった、持久走が苦しくなくなったなどの改善を目指しています。
次回は胸肋挙上術変法と過去の術式の相違点についてご説明いたします。

PAGE TOP

© Shonan Kamakura General Hospital.

職員の方へ 委託業者の方へ