新規予約番号
月-金 13時~16時30分
0467-84-8922
定期受診予約の予約変更/キャンセル
月-金:8~19時・土曜日:8〜13時
050-1809-3056
代表番号

0467-46-1717電話

放射線医学研究部

研究の概要

 X線の発見(1895年)、放射能の発見(1896年)、ラジウムの発見と精製(1898年)を契機として始まった放射線医学は130年足らずの歴史を持つ医学の新しい分野です。20世紀後半に物理、化学、生物学、機器工学、コンピューター・情報科学の発展と相まって画期的な進歩を遂げた放射線診断(画像診断)学、放射線治療(放射線腫瘍)学、核医学は現在の日常診療に不可欠です。放射線医学のさらなる発展と高度化を推進するために基礎研究が必要です。当研究部は放射線医学3分野の高度化に必要な技術開発と共に放射線の防護管理の研究も進めています。先端的機器の有効利用と精度管理、放射性医薬品の開発、放射線の効果・生物影響を評価するモデルの開発と応用、放射線防護技術の高度化が重要な研究課題です。医学物理士(後藤紳一、鈴木俊介、新田和範、八木橋貴之研究員)、薬剤師(並木勇太研究員)が医師、化学の専門家と協働して湘南アイパークおよび先端医療センター放射線関連施設を活用して基礎研究に取り組んでいます。院内の放射線科医・診療放射線技師・看護師と協力し、院外の専門家とも連携して研究を進めます。

スタッフ紹介

佐々木 康人
佐々木 康人/ 東京大学医学部医学科 1963年3月卒
放射線医学研究部 部長、主席研究員
略歴
1968年3月 東京大学大学院医学研究科第一臨床医学専門課程(内科学)修了、医学博士(東京大学博医157号)
1968年4月 東京大学助手医学部附属病院第二内科
1969年1月 同上休職、米国ジョンズホプキンズ大学放射線医学核医学部門研究員
1971年9月 東京大学助手医学部附属病院第二内科復職
1973年10月 聖マリアンナ医科大学助教授(第三内科学講座)
1981年10月 東邦大学医学部教授(放射線医学講座)
1985年4月 群馬大学医学部教授(核医学講座)
1990年4月 東京大学医学部教授(放射線医学講座)
1996年11月 科学技術庁放射線医学総合研究所重粒子治療センター長
1997年4月 科学技術庁放射線医学総合研究所長
2001年4月 独立行政法人放射線医学総合研究所理事長
2006年4月 国際医療福祉大学副学長、大学院教授(放射線・情報科学分野)
2007年4月 国際医療福祉大学 放射線医学センター長、大学院教授(放射線・情報科学分野)
2008年5月 社団法人日本アイソトープ協会 常務理事
2012年4月 公益社団法人日本アイソトープ協会 専務理事
2013年4月 湘南鎌倉総合病院臨床研究センター長、横浜市立大学大学院客員教授
2013年6月 横浜市立大学大学院客員教授
2016年1月 湘南鎌倉総合病院附属臨床研究センター放射線治療研究センター長
2017年1月 公益財団法人放射線影響協会 理事長(非常勤)
2023年3月 現職

主な所属学会等

名誉会員:日本核医学会、日本医学放射線学会、日本心臓核医学会、日本定位放射線治療学会、日本核医学技術学会、ラテンアメリカ核医学生物学学会(ALASBIMN)、米国核医学分子画像学会(SNMMI) Fellow、ドイツ核医学会(DGNM)国際連絡会員

主な公職歴

内閣官房:政策調査員(原子力災害専門家グループ)
外務省:科学技術外交推進委員会委員
文部省:学術審議会専門員(科学研究費分科会)
文部科学省:放射線審議会会長
厚生労働省:原子爆弾被爆者医療分科会会長、第一種健康診断特例区域等の検証に関する検討会座長
環境省:放射線の影響等に係る研究調査事業推進委員会委員長
日本学術会議:連携会員
国際放射線防護委員会(ICRP):第3委員会、主委員会委員
原子放射線の影響に関する国連科学委員会(UNSCEAR):日本代表・議長

主な受賞

第10回日本核医学会賞、米国核医学会(SNM)President’s Distinguished Service Award,
瑞宝重光賞、防災功労者内閣総理大臣表彰、第13回永井隆平和記念長崎賞

研究テーマの概要

医学研究倫理の歴史的考察、核医学および放射線防護体系の歴史的体験的論考

業績一覧
詳細
井上 登美夫
井上 登美夫/ 群馬大学医学部医学科 1977年3月卒

放射線医学研究部 主席研究員、先端医療センター センター長
学位取得1985625日 群馬大学 医学博士

略歴
1977年4月 群馬大学 教務員 医学部放射線医学講座
1980年1月 群馬大学医学部附属病院 中央放射線部 助手
1981年7月 関東逓信病院第1放射線科
1984年2月 関東逓信病院放射線科
1985年5月 群馬大学医学部核医学講座 助手
1988年7月 群馬大学医学部核医学講座 講師
1992年3月 群馬大学医学部核医学講座 兼 群馬大学附属病院放射線部 助教授
1994年5月 米国テキサス大学MD Andersonがんセンター 診断放射線部Post-doctoral fellow
1995年9月 群馬大学医学部核医学講座 兼 群馬大学附属病院放射線部 助教授
2001年9月 横浜市立大学医学部放射線医学講座 教授
2001年9月 横浜市立大学附属病院放射線部 部長(兼任)
2008年8月 横浜市立大学 先端医科学研究センター センター長(兼任)
2014年4月 横浜市立大学附属市民総合医療センター 病院長(兼任)
2016年6月 横浜市立大学  医学部長・医学教育センター長(兼任)
2018年4月 医療法人沖縄徳洲会 湘南鎌倉総合病院 先端医療センター センター長
2023年3月 現職

主な所属学会等

日本核医学会理事長、日本医学放射線学会理事、日本心臓核医学会理事、日本がん検診・診断学会評議員、北米放射線学会(RSNA)分子イメージグ委員会委員、QIBA運営委員会日本代表

主な公職歴

文部科学省:科学技術・学術審議会専門委員、分子イメージング研究戦略推進プログラム課題公募審査委員長
厚生労働省:診療放射線技師試験出題基準改定委員長
外務省:IAEA/RCA国内対応委員会委員
神奈川県:重粒子線治療装置ネットワーク会議委員
神奈川県医師会:神奈川治験推進センター治験センター運営委員
日本学術会議:連携会員
(独)日本学術振興会:科学研究費委員会専門委員、
(独)放射線医学総合研究所:内部評価委員会分子イメージング研究センター研究推進員会委員、重粒子線治療ネットワーク会議評価部会委員、放射性同位元素内容治療法に関する検討会会長
量子科学技術研究開発機構放射線医学総合研究所:研究倫理審査委員会委員長
宇宙航空研究開発機構:有人サポート委員会専門員
経済開発協力機構(OECD):Nuclear Energy Agency(NEA)専門助言グループ委員
国際原子力機関(IAEA):Regional Cooperation Agency(RCA)保健分野リードカントリ国内対応委員会委員

主な受賞

第21回日本核医学会賞、第44回米国核医学会(SNM)科学展示優秀賞、第35回日本原子力学会貢献賞、横浜市長表彰

行政研究班

厚生労働省科学研究費補助金(医薬安全総合研究事業)「PET 検査施設における放射線安全の確保  に関する研究」(班長)
厚生労働省科学研究費補助金(第3次対がん総合戦略研究事業)「新しい診断機器の検診への応用とこれらを用いた診断制度の向上に関する研究」(分担研究)
厚生労働省科学研究費補助金(がん研究助成金)「がん診療における分子イメージングの臨床応用に関する研究」(班長)
厚生労働省科学研究費補助金(医薬品・医療機器等レギュラトリーサイエンス総合事業)「院内製造PET薬剤の合成装置を用いた核医学診断技術に係る規制体系、臨床応用に関する諸外国の状況調査に関する研究」(班長)
厚生労働省科学研究費補助金(医薬品・医療機器レギュラトリーサイエンス総合事業)「院内製造PET薬剤の合成装置を用いた診断技術の臨床応用に関するレギュラトリーサイエンスの研究」(班長)

業績一覧
詳細
冨吉 勝美
冨吉 勝美/ 熊本大学工学部工業化学 1976年3月卒

湘南鎌倉総合病院 湘南先端医学研究所 放射線医学研究部 主任研究員

略歴
1976年4月 熊本大学大学院工学研究科合成化学専攻
1979年8月 ネブラスカリンカーン大学(UNL) 化学科修士課程
1981年8月 カリフォルニア大学デービス(UCD) 化学科博士課程
学位
1985年8月 理学博士Ph.D.(カリフォルニア大学デービス校大学院)
1995年6月 医学博士(論文)M.D.(群馬大学医学部核医学)
職歴
1985年8月 UCD クロッカー核研究所(CNL
1986年5月 群馬大学医学部助手
1999年12 株式会社市ヶ谷ティーアールエス
2000年11 医療法人社団清志会西台クリニック 核薬剤部長
2004年4 熊本大学医学部保健学科 教授
2008年4 熊本大学大学院保健学教育部 教授
2010年4 熊本大学大学院生命科学研究部 教授
2018年4 湘南鎌倉医療大学設置準備室 統轄参与
2019年4 湘南鎌倉総合病院付属臨床研究センター
臨床研究センター 副センター長
2021年4 湘南先端医学研究所 主任研究員
2023年3

湘南先端医学研究所 放射線医学研究部 主任研究員
現在に至る

社会活動
1999年~2001 原子力基礎研究専門委員会委員
2000年~2004 サイクロトロン核医学利用専門委員会委員
2003年~2004 社団法人 日本アイソトープ協会短寿命放射性同位体元素廃棄物規制緩和に関する検討委員会委員
2005年~現在まで 九州・山口経済連合会 エネルギー問題懇話会委員
2013年~2014 独立行政法人 日本学術振興会審査委員

主な所属学会等

日本核医学会 会員、日本放射線技術学会 会員、PETサマーセミナー 会員

主な受賞

1993年5月  第33回日本核医学会総会会長賞

研究費

【厚生労働科学研究費】
平成18年度~19年度 研究 11C-酢酸および18F-コリン合成の開発  分担 冨吉勝美
【文部科学省科学研究費】
1 平成11年度~12年度 研究基盤C 研究代表者 冨吉勝美 合計3300千円
2 平成16年度~18年度 研究基盤B 研究分担 冨吉勝美 
3 平成17年度~19年度 研究基盤C 研究代表者 冨吉勝美 合計4910千円
4 平成20年度~22年度 研究基盤C 研究代表者 冨吉勝美 合計4550千円
5 平成23年度~25年度 研究基盤C 研究代表者 冨吉勝美 合計5070千円
6 平成26年度~28年度 研究基盤C 研究代表者 冨吉勝美 合計4940千円
アミロイド変性症(AD,FAP)の分子イメージング薬剤EMSBの臨床開発
7 令和3年度~令和5年度 基礎研究C 研究代表者 冨吉勝美 合計4680千円
BNCT治療薬剤ボロンαメチルフェニルアラニン(BAMPA)薬剤合成と臨床応用

研究テーマの概要

放射線化学及び核医学を基に臨床に用いられる診断および治療薬剤の開発及び研究がテーマ:18F-AMT(18F-αメチルタイロシン)の腫瘍診断薬剤の開発および18F-MT(18Fメタタイロシン)のドパミン代謝診断薬剤の開発を行った。

業績一覧
詳細
村井 太郎
村井 太郎/ 名古屋市立大学医学部 2006年卒

放射線医学研究部・臨床研究部主任研究員、放射線腫瘍科 部長

略歴
2006年4月 愛知県厚生連海南病院 初期研修医
2008年4月 名古屋市立大学 放射線科 臨床研究医
2010年4月 鈴鹿中央総合病院 放射線治療科 勤務
2012年4月 横浜サイバーナイフセンター 勤務
2014年3月 名古屋市立大学大学院医学系研究科修了 医学博士
2014年4月

名古屋市立大学 放射線医学分野 助教

2020年4月 名古屋市立大学 放射線医学分野 講師
2020年4月 湘南鎌倉総合病院放射線腫瘍科 勤務(現職)
横浜市立大学大学院  客員准教授
名古屋市立大学院医学研究科 非常勤講師
2023年3月 現職

主な所属学会等

日本放射線腫瘍学会、日本医学放射線学会、日本核医学会

認定等

日本医学放射線学会放射線治療専門医、日本核医学会核医学専門医、第一種放射線取扱主任者、日本医師会認定産業医、日本乳がん検診精度管理中央機構検診マンモグラフィ読影認定医

研究テーマの概要

中性子捕捉療法は、中性子とホウ素の核反応を利用した放射線治療で、近年、臨床への実装が進んでいる。本研究の目的は、患者由来腫瘍組織(patient-derived xenograft)を有精鶏卵に移植することで、中性子捕捉療法の効果を高精度で予測できる動物モデルを確立することである。このモデルを用いることで、中性子捕捉療法と放射線増感剤の併用療法を探索する。

業績一覧
詳細
柴 慎太郎
柴 慎太郎/ 群馬大学医学部医学科 2011年3月卒

放射線医学研究部 主任研究員、臨床研究センター臨床研究部主任研究員
学位取得 20183月 博士(医学)

略歴
2011年4月 伊勢崎市民病院 初期臨床研修医
2013年4月 群馬大学医学部附属病院 放射線科 医員
2014年4月 放射線医学総合研究所 治療課 医師
2016年4月 群馬大学医学部附属病院 放射線科 医員
2018年5月 群馬大学重粒子線医学推進機構 重粒子線医学センター 助教
2020年6月

群馬大学重粒子線医学推進機構 重粒子線医学研究センター 助教

2023年3月 現職

主な所属学会等

日本医学放射線学会、日本放射線腫瘍学会、日本癌治療学会、日本婦人科腫瘍学会、日本量子医科学会、日本中性子捕捉療法学会、北関東医学会、日本粒子線治療臨床研究会

研究費等受賞

2021年日本放射線腫瘍学会 梅垣賞

研究テーマの概要

粒子線治療の普及、発展、最適化のために粒子線治療の治療成績の解析、dose-volume histogramの解析、adaptive therapyの開発、化学療法との相乗効果の研究等を行っております。

業績一覧
詳細
PAGE TOP

© Shonan Kamakura General Hospital.

職員の方へ 委託業者の方へ