ロボット手術センター

未来の外科医療を拓く、ロボット手術センター

センターの役割と教育体制

当センターは、ロボット手術の統括的役割を担い、安全で高品質な診療の実現と、効率的かつ体系的な教育体制の確立を目的として活動しています。前センター長である泌尿器科の田邉医師、現センター長である外科の細田医師をはじめ、呼吸器外科、婦人科など各外科系診療科の専門医が中心となり、ロボット手術の実践と指導に取り組んでいます。各診療科には、手術支援ロボットの操作および教育に必要な「プロクター(指導医資格)」を有する医師が在籍しており、若手医師への技術指導や実地研修を積極的に行い、次世代を担う外科医の育成にも注力しています。

ダビンチ5の導入と技術的進化

2024年は「ダビンチXi」1台体制で運用してまいりましたが、近年はロボット手術件数が増加しており、より多くの患者さんに最先端の治療を安全に提供する必要性が高まってきました。そのため2025年には、最新世代の手術支援ロボットである「ダビンチ5」を新たに導入いたしました。ダビンチ5は、従来機に比べて4倍のピクセル数を誇る高解像度3D画像を実現し、より繊細で正確な術野の把握が可能となりました。また、術者の手先の感覚を再現するフォースフィードバック機能が搭載されており、組織把持時の抵抗感を直感的に認識できることで、より安全性の高い操作が可能になります。これらの技術的進化により、低侵襲かつ高精度な手術の実現が期待されています。

地域への貢献と今後の展望

当センターでは、湘南鎌倉地域および周辺地域の患者さんに対し、最先端のロボット手術を安全かつ安定的に提供することを最優先に取り組んでいます。今後も各診療科との連携をさらに強化し、ロボット手術の適応拡大を図るとともに、手術件数のさらなる増加と質の向上を目指してまいります。

スタッフ

細田 桂/ 京都大学卒(1997年)
上部消化管外科部長、ロボット手術センター長
認定等 日本外科学会 外科専門医・指導医、日本消化器外科学会 消化器外科専門医・指導医・評議員、日本内視鏡外科学会 技術認定医・ロボット支援手術認定プロクター・評議員、日本食道学会食道外科専門医・評議員、日本胃癌学会 代議員
所属学会 日本外科学会、日本消化器外科学会、日本内視鏡外科学会、日本食道学会、日本胃癌学会
詳細

ロボット手術実績(2024年度)

診療科 (件)
外科 66
呼吸器外科 49
産婦人科 32
泌尿器科 37
合計 184

 

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